Nixのいくつかの処理をPythonで実装してみる

Nixのパッケージ・derivationの探り方まとめにて色々なコマンドを紹介したが、それらがNix内部でどう処理されているのかを知りたくなり、その過程でPython実装を書いた。 目的は、以下の2つの処理をPythonで実装することである。 build dependenciesを(間接的なものも含め)出力する runtime dependenciesを(間接的なものも含め)出力する なお、公式ではどちらもnix-store --query --requisitesないしnix-store --query --treeで出力可能である。 (parse) drvファイルを読み込み、パースする この先の処理を実装するにあたって、drvから情報を取り出す必要があるので、ここでパーサーを実装する。 まずdrvのファイル形式は以下のようなものであった。見やすいように改行を挟んでいるが、実際には無い。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 bombrary@nixos:~$ nix derivation show `which ls` | jq -r 'to_entries[]....

2024-04-05 · (updated 2024-04-16) · 12 min · 2475 words